ABOUT

ミハラシについて

何を書くかより先に、何を書かないかを決めました。ここでは、その決めごとと、記事のつくり方と、広告を載せない理由を書いています。

ミハラシは、新しい情報をお届けする媒体ではありません。

扱うのは、すでに持っているもの、続けてきたこと、通ってきた時代です。それを、もう一度べつの角度から見るためにつくっています。

答えは書きません。書くのは、誰かがそれを選んだ理由と、選び続けている年数だけです。読んだあと何をするかは、読んだ人が決めることだと思っています。

そのぶん、読み終わるのに時間がかかります。それでいいと思っています。

THE NAME

「ミハラシ」という言葉を選んだ理由

見晴らしは、景色そのものを指す言葉ではありません。見え方のほうを指しています。

同じ場所に立っても、見えるものは人によって違います。そして見晴らしは、登った人にしか得られません。かけた年数が、そのまま高さになります。

この二つが、この媒体でやりたいことと合っていました。だから名前にしています。

ただし、上から見下ろすという意味では使っていません。そこは違います。

HOW WE MAKE IT

記事ができるまで

四つの手順で作っています。取材のない記事は出していません。

  1. 01

    聞きに行く

    電話やメールでは終わらせません。そのものが置いてある場所まで行きます。置き場所、傷のつきかた、しまい方は、行かないと分かりません。記事に出てくる「柱から二十センチ」「手前から三列目」は、その場で測ったものです。

  2. 02

    数える

    何年、何回、何センチ、いくら。数えられるものは数えて書きます。数えていないことは「数えていない」と書きます。「多くの人が」「話題の」とは書きません。数えられなかった理由が分かっているときは、それも書きます。

  3. 03

    本人に読んでもらう

    記事は出す前に、取材した人に必ず読んでもらいます。違うと言われた箇所は直します。短くするのは編集の仕事ですが、言い換えるのは別の仕事だと考えています。話した順番も、なるべくそのまま残します。

  4. 04

    視点を一つだけ書く

    最後に編集部から一段落だけ足します。まとめでも、教訓でもありません。「これは節約の話ではなく、選び直さない自由の話だ」というような、見方を一つ置くだけです。二つ以上は置きません。

ミハラシに出てこないもの

世代への呼びかけ
「◯◯世代の方へ」と書いた時点で、書く内容が平均に寄ります。平均に向けて書いたものは、結局だれにも当たりません
ランキング
一位から十位まで並べると、読む人は一位しか見ません。それなら、はじめから一つずつ書いたほうがいい
おすすめ
何年使ったかは書きますが、それを長いとも短いとも書きません。判断は読んだ人がすればいい話です
残り時間の表示
あと何日、残りいくつ、限定何名。どれも判断を早くさせる道具です。急いで決めたものは、たいてい長く使われません
応援の言葉
「頑張りましょう」は、読む人が頑張っていないという前提を含みます
暮らしの提案
「こう暮らしましょう」とは書きません。読む人はすでに自分の暮らしを持っています

NO ADVERTISING

広告を掲載しない理由

ミハラシに広告は載せません。バナーも、記事広告も、案件のタイアップも置きません。

理由は二つあります。

一つめ。広告は、たいてい急がせます。「今だけ」「残りわずか」の隣に、二十二年替えていない鉢の話を置くことはできません。同じ画面で反対のことを言うことになります。

二つめ。広告の収入は、見られた回数に連動します。回数を増やそうとすると、順位をつけたくなり、煽りたくなります。上に書いた「出てこないもの」を、収益の側から崩すことになります。

かわりに、記事に出たものを自分たちで売ります。誰が、どこで、いくらで売っているかが分かる形にします。記事で扱ったものを売るときは、記事の中でそう書きます。読んだ人が、これは売り物の話だと分かった上で読めるようにするためです。

ミハラシ編集部収益についての考え方

読者と、つくる へ

WRITERS

書き手

四人で書いています。経歴は載せていません。どこで何年やってきたかより、いま何を決めているかのほうが、読む人の役に立つと思っているからです。

石黒
編集長。創刊の企画、特集、人生ストーリー。
石黒自身の偏愛:26年使っている革の名刺入れ(角の革を一度だけ張り替えた。中の仕切りはそのまま)
平島
編集者。台所と道具まわりの取材が多い。7本。
平島自身の偏愛:17年使っている土鍋
小川原
編集者。店と人の関係を主に取材している。7本。
小川原自身の偏愛:21年通っている理髪店
鈴木
ライター。ものの手入れと修理を追っている。10本。
鈴木自身の偏愛:12年履いている革靴

書き手には、自分自身の偏愛を一つずつ書いてもらっています。人に長く使っているものを見せてくださいと頼む以上、こちらも出しておくべきだと考えました。

石黒について、もう少し

体裁について決めていること

更新
毎週日曜
本文の文字
18px以上、行間2.0。1行は28〜32字までにしています
写真
ミハラシ編集部。整えたり、片づけたりせずに撮ります
人物の写しかた
顔を主役にしません。手元と場所を撮ります
年齢
取材した人の年齢は、本人が話の中で言わないかぎり書きません
価格
買ったときの値段と、いまの値段の両方を書きます

運営

発行
株式会社スマイル
編集
ミハラシ編集部
お問い合わせ
平日 10:00–17:00 / メールでも承ります

このサイトは検討用のプロトタイプです。記事・氏名・数値・発言はすべて仮のもので、取材にもとづくものではありません。公開版では、ここに書いた手順どおりに作ります。

日曜の便り

記事に入りきらなかった話を、日曜に送ります。

取材で聞いたのに書けなかったこと、次に何を取材するかを、週に一度だけ送っています。それだけです。

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